9月になっても一向に涼しくならないので、現役2名と六甲西山谷へ登りに行った。
2人とも岩の経験も余りなく、沢登りも初めてなので、高巻き可能な沢を選んだ。
日 時 2023年9月13日 9:00~15:15
メンバー 藤岡('75) 田中('21) 荒木('23)
行 程 渦森台~千丈谷入渓(9:50)~天狗橋(13:40)~ケーブル下(15:15)
JR住吉駅に集合し、バスで渦森台に向かう。
3丁目バス停で降りてしまい(4丁目が近い)少し登り住宅街東端のゲート
から千丈沢沿いの林道を200mほど進むと沢に降りる。
ルート看板に「熟練者向」の表示が有る。
足回り(現役は伝統的地下足袋・草鞋)・ハーネス等を装備したのち、入渓。
二つの堰堤を右斜面から超える。巻き道は、一部トラロープが張られた
急斜面のトラバスが有る。
少し進むと、正面7m位の赤い滝が見えてくる。
早速直登しようとロープを出したが、少し違和感が有り地図を見直すと
右の沢に3段の小滝が見える。出したロープを撤収し右の沢にルートを取る。
3段の小滝を登ると、12mの滝で、滝の左の岩場を登る。
ふるさとの滝は右岸を巻き気味に登る。
その先に右岸の花崗岩の穴から水が噴出しており飲料可能な様だ(六甲の沢水
はそのままでは飲む気は起こらないが)。
鎖場の有る堰堤を超え、パックリ岩を通過すると、西山大滝が現れる。
左の岩場を超えるが、落ちると危険なのでロープを出し通過する。
ここからは比較的小さな滝が続く。
ソーメン滝と次の滝を直登すると、最期の大滝(愛情の滝)が見えてくる。
ここは右岸を高巻く。
その後は数個の小滝を超え、天狗橋に到着した。
下りはケーブルカーでも構わないと伝えたが、歩いて下山するという事になり
ケーブル上駅手前から、油コブシの登山道を下山した。
西山谷は波多野顧問のホームグランドの一つだった様で、現役に地図にて地形の
注意箇所等を指導いただいたようである。
「熟練者向」の意味は、明確な踏み跡や、ルート表示が無い箇所が多いことに
起因していると思われる。
それゆえDAA部員の沢の入門には比良のヘク谷と共に適していると思う。
また、比良の谷と異なり、南向きの明るい谷が楽しめる。
(10箇所以上の堰堤を超えるのが、少し鬱陶しいが)
また滝を全て直登するのであれば、上級レベルの沢で、非常に面白いと思うが
ハーケン、ハンマーは必携となる。