あくびのおと

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さぎだる尾根から宝剣岳 (’75年度 藤岡)

秋の駒ヶ根キャンプ場視察のついでに宝剣岳に行ったので報告します。

日  時    2024年4月21日 8:50~14:25

メンバー    高橋(73年)大塚(74年)L藤岡(75年)

行  程    8:50千畳敷駅発―9:30さぎだる尾根取付き―12:00稜線
            ―13:30宝剣岳―13:50乗越浄土―14:20千畳敷駅着

6時15分寺沢さん宅を寺沢さん(61年)・山口くん(77年)と共に始発バスに乗る
べく菅の台バスセンターに向かう。

前日の野菜たっぷりの夕食で、胃腸の調子は万全。

農家民宿いろり」でのおいしい夕食(森田さん御馳走様)

ターミナルで寺沢さんとお別れし7:15初のバスに乗り千畳敷駅(2612m)に向かい
駅の前でアイゼン他の装備を着け、さぎだる尾根を目指す。

 

 

山口くんは我々を見送った後、駅周辺と菅の台辺りの散策で時間を過ごす。
尾根取付きまで約200mほど高度を稼ぎ、取付きから少し登った岩稜部からロープを
出す。ルート横にはワイヤーロープが張られている。
残り5mで岩稜を抜ける辺りで50mが一杯になり、腐れハーケンとスリングで
ワイヤーにプルージックを取り確保点とした。後続は2名同時に登ってくる。
ここでトップを交代し約20m登った後、再びトップを交代し稜線上の広い尾根筋に着く。


ここでロープを仕舞う。ガスが出てきて視界は50m無い感じとなった。
時間もそこそこ掛かったので極楽平から下ろうかと思ったが、T氏の「ピーク行くで」
の声に宝剣に向かうこととなる。(相変わらず元気なお方である)
概ね稜線沿いに道は付いており、鎖場が次々と出てくる。岩峰を3つ程超えた辺り
が宝剣ピークの様なのだ祠が見つからない。
稜線の西斜面に鎖が見えているが、雪に埋まっているため、滑ったら大怪我だなと
思いながらきつい斜面を必死の思いでトラバスする。
傾斜が落ち、稜線伝いに進もうとすると、「注意」と書いた石柱に出会う。
ルートは向かって右側の様なので、少しトラバスし広い尾根に出る。
宝剣山荘は直ぐのはずだが、まるで見えない。
100mほど進むと、多くの踏み跡が出てきて、しばらくすると小屋が見えてきた。
ここから乗越浄土は5分程でカールの雪面に向かい下山を始める。
上部は非常に急だが少し降りると尻セードが可能な斜面となる。
2パーティーを抜き、駅に到着した。