あくびのおと

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2022.07.27.烏帽子岩RT (75年度 藤岡)

7月27日道場の烏帽子岩に現役2名とロックトレに行ったので報告します。

現役諸君は試験期間なので、妨げないように日時設定は彼らに任せ場所、ルート等を私が計画した。
20日の計画は前日レポートが厳しいのでとの連絡で延期し予備日で実施することとなった。
文面からMurielに「レポート大変なんか?」と連絡を取ると、「私は余裕です」との返信が有った。
天気は回復基調だが、ロックトレは現役監督に計画書を提出するルールを定めたので、ボルダーでも行くかと北山公園を提案
すると、行くとの即答を得たので急遽20日は二人で北山公園へ行くこととなった。
20年ぶりの北山公園なので樹木も育ち景色も様変わり。兎も角「初級スラブ」を目指す。
既にエレファントノーズ左側面に1人で取り付いている人がおり、聞けば神戸大山岳部とのこと。今年は劍沢合宿後、縦走らしい。
殆ど半世紀前の真砂沢のベースの話をすると、古いOBから聞いていますとの事。(時代は移っています)
初級ルートに取り付くも難しい。昔はノーハンドで登ってたが、ホールドがすり減ってる。やっぱりそうですかと、神戸大生。
結局「初級スラブ左カンテ]と「おもろいやロック」は登れたが、湿度も高く「日本のジャングル」とMuriel言われてしまった。
という経緯で27日烏帽子岩となる.

【日  時】  2022年7月27日(水) 

      9:00道場駅―9:30烏帽子岩取り付き―【エイトマン(5.8)、

                            太陽がいっぱい(5.9)】
      12:00昼食
      13:00登攀開始【いじわるおヨネ(5.10b)、アルセンチリ(5.10b)】―

      15:00下山開始

【メンバー】 L藤岡('75) 山縣('20)  Muriel('21)

【行動報告】
 我々の時代、道場と言えば「不動岩」「百丈岩」で烏帽子岩はアブミの人口登攀練習場だったが80年代フリー化され素敵な岩場に。
 南面の岩場なので夏場は朝早く始め昼過ぎに終わった方が良いとの友人の助言で8時道場集合としていたが、レポート締め切りが厳しいとの訴えで、9時に集合時間を変更。
 駅の南、武庫の台ゴルフコースへの車道を進み、20分程で車が停められる右スペースから踏み跡に入り約5分で烏帽子岩に着く。
 5.9以上.10.11が殆どだがNetで見た唯一の5.8【エイトマン】に山縣が取り付く。
 下部の右カンテへの乗越えに随分苦戦するが何とか登れた。(レポート疲れか?いつもの登りが出来ない模様)
 ヌンチャクは回収せずロアダウンし、次にMurielがリードする。 すいすい登り完登し、続いて私も完登。
 次にすぐ右の【太陽がいっぱい】を山縣がリードするが、スラブ半ばでギブアップ。
 このルートは下から見ると緩やかな傾斜に見えるが、中間部は特にホールドが小さくデリケートなスメアリングが求められる。
 また距離も長くロアダウンは50mロープでギリギリ(60mロープが欲しい感じ)である。
 再びMurielがリードしてスラブの中間部で少し手古摺るが完登。トップロープをセット、ヌンチャクを回収しロアダウン。
 私はトップロープで気持ちよく登り、トップロープのスリングを回収、残置カラビナに繋ぎ直しロアダウン。
 終了点近くまで登ったところでにわか雨が降り出したので急ぎ下り、トップロープは残して昼食とする。
 食事中に雨は止み風が出て岩が見る間に乾いてゆく。山縣は再トライしないというのでロープ回収する。

 午後はMurielが「ここ面白そう」というので、【イジわるおヨネ】に山縣が取り付く。
 食事を取った所為か、「調子出てきた!!」と登りきった。
 ヌンチャクは残し、私、Murielもリードで完登した。
 続いて取り付き直ぐがかぶり気味の【アルゼンチリ】にMurielがリードトライする。ハングの下のアンダーホールドから伸びあがり2ピンクリップ迄登るが、その上でギブアップ。続いて山縣がトライし、3ピン目をクリップするがその上のフェースが登れない。
 続いて私が登る。3ピンクリップされているのでそこまでは強引に突破し、上のフェースは非常に細かいスタンスに乗り、バランスで登る事が出来た。(久しぶりに5.10bをリード出来た。)
 我々以外は2パーティーで、直ぐに駒形岩に向かわれたようで、岩場占領し存分に楽しめた。
 暑さが厳しいので登攀終了しパッキングの後、岩場のトラバス道を進み、駒形岩を確認の後下山を開始した。
 宝塚駅近くのクラフトビールパブで打ち上げ。出身地静岡のビールに山縣ハイになる。

エイトマン

アルゼンチリ

いじわるオヨネ

太陽がいっぱい