あくびのおと

会員の活動や近況を自由に書き込みください。記事投稿手順はDCACホームページの「会則及び会費」に有ります。

2023.11.18 鈴鹿山脈 竜ヶ岳日帰り山行 (85年 奥村)

日時:2023年11月18日(土)

参加メンバー:CL河之口あみ(2回生)、SL武田伊織(3回生)、高橋氏(73年)、藤岡氏(75年)、奥村(85年)

 

ルート:宇賀渓キャンプ場~北谷キャンプ場~遠足尾根登山道~治田峠分岐~竜ヶ岳~治田峠分岐~金山尾根登山道~魚止滝~宇賀渓キャンプ場

 

河之口さんの、竜ヶ岳に行きたい!との希望で5人での山行。

お気楽紅葉ハイキングのつもりで参加した私だったが、よもやこんな山行になるとは。

 


8時30分 京都駅八条口

藤岡さんの車にピックしていただく。

宇賀渓観光案内所「竜のコバ」まで行き、車を止める。

 

10時25分 竜のコバ出発

このところ毎日穏やかな気温が続いていたのに、この日だけ爆弾低気圧で一気に年末の気温。

案内所の人が「どこ行くの?竜ヶ岳?雪だよ、吹雪だよ!」と脅しをかけてくる。まじか。

確かに出発時点で気温はかなり低く寒い。マイクロフリースやウインドブレーカーなど重ねて着こむ。

名水なのに 飲料・手洗い禁止ってなに?



10時45分 遠足尾根

稜線に出るまではかなりの急登が続く。が、天気は良く見晴らしも抜群。

「あれ、セントレア空港かな~」「あそこ伊吹山じゃね?」うんうん、楽しいな~。

途中からアラレが降り始める。「雨よりいいよね~」などと言いながら進む。だが風も雪も徐々に強まり、稜線に出るころには強風で飛ばされそうになるほどの吹雪になってきた。アラレの粒もサイズが大幅にアップ。雨具にバチバチ当たる。


12時10分 稜線

「どーしても、竜ヶ岳に行きたい??(笑)」など言いながらも誰もやめようと言わず、吹雪の中を進む。

稜線に出てから登りは緩やかになったものの、周りの景色はもはや何も見えず、横殴りのアラレが顔を打つ。

時々立ち止まって、飛ばされそうになるのを堪える。


13時20分 山頂

本当なら山頂で昼食の予定だったが、氷点下の吹雪では写真を撮るのが精いっぱい。

「竜ヶ岳」の看板も氷でガチガチ。

とにかく風をしのげるところまで下ることにする。

13時50分 金山尾根分岐

分岐からさらに5分ほど下ったところで昼食。

藤岡さんがふるまってくださった栗ぜんざいが染み渡る。

しかしそれでも寒く、現役女子がフルフルと震えているので、早々に下山。


15時20分 魚止滝

16時10分 竜のコバ着

武田さん「満身創痍です…」

河之口さん「寒くて下りがしんどかったです」

 

おばちゃんにはなかなかハードな1日だった。

それなのに、ずっとめちゃくちゃ楽しかったのはなんでなのだろう。

とりあえずは、足手まといにならずに済んでよかった。

みなさんありがとうございました。また誘ってください!

 

藤内壁 前尾根マルチ登攀(2023.11.15.) ’75年度藤岡

4回生から「15日に行くつもりなのだが岩に行くのでどうですか?
藤岡さん参加ならマルチルートに行きたいんですが」との連絡が有った。
何処登る心算?と聞くと雪彦か藤内壁を考えているとのこと。
参加了解し、計画書は自分たちで作るように伝え、ルートは任せるが現在の
力量から1~2グレード落としルート設定するように指示した。
現在彼らは整備された近郊ゲレンデなら5.9はリード出来るし、5.10aもやれる
レベルになっている。
藤内壁の前尾根を選ぶとの連絡が有り、フレンズ・ナッツは私が持参する事にした。
また日没が早いので14:00までにヤグラ(2峰)取付きに着かない場合はそこから下山
することを計画書に書くように伝えた。

 

日  時 2023年11月15日(水) 8:55開始―9:15藤内小屋―10:00登攀開始
                ―15:30登攀終了―16:45藤内小屋―17:30下山

メンバー L喜多、山縣('20年) 藤岡('75年)

ル ー ト 御在所岳 藤内壁 前尾根(概ねノーマルルート)

7時に京都駅八条口に集合し、新名神で御在所に向かう。
蒼滝大橋手前の駐車エリアに到着し、直ぐに藤内壁を目指す。
駐車エリアには3台の車が停まっていた。平日なので混雑は無さそうと少し安心。
三滝川沿いの登山道を登り、藤内小屋で一息つく。

藤内小屋

さらに沢沿いを詰め、藤内沢合流地点で左に沢を替える。
分岐にはclimbers onlyの看板が有り、現役2名のテンションが多いに上る。


分岐から数分で右手にウサギの耳が現れ、更に上るとテスト岩が現れる。
ここの上を右に巻くと前尾根の取付きに到着する。
50mロープ2本なので、私がセカンドに入り、7峰は現役2名がリードを交代しながら
登る事にする。

 

1ピッチ目(7峰 ノーマルルート(Ⅴ)20m)
まず山縣がリードで少し被り気味のクラックを登るのだが、7mほど確保点が無いので、
フレンズ#2で支点を取るように声を掛けるが、クラック越えの手前で降りるという。
敗退理由は2点想定できる。
 ・自身でナチュラルプロテクションセットの経験が無いので支点に自信が持てない。
 ・ザックを担いでの登攀の経験が無い(バランスが変わる)
替わって喜多がリードする。フレンズは効いているので信用して良いと伝える。
フレンズ支点の2m上にハーケンが有った。その上もボルトが無いようなので、ナッツを
使い支点を取らせた。(セカンドで登りNo8がクラックによく効いているのを確認)
その上のテラスでピッチを切り、藤岡、続いて山縣と登る。

7峰1ピッチ目

2ピッチ目(Ⅴ)20m
ここでリードは山縣に替わり、上り始める。(3人なので少しでも時間短縮を狙い)
最初の短いフェースの立込みが微妙で緊張させられるが、そこからカンテに移るとボルトも
有り安定して登れる。
登り終わり、コンテでP6 に向かう。
ここはロープ一杯にすれば1ピッチで行けそう。

1ピッチ目確保点

3ピッチ目(6峰 リッジルート(Ⅴ)35m)
時間短縮も兼ね、1-2パラレルで登る事とし、藤岡リードで取付く。
登りだししばらくは確保点が無いので、フレンズ#2をクラックにセットする。
その後はボルトが出てくるが、中間部でもう一か所フレンズをセットする。
下部の広々としたテラスでピッチを切り、2人を時間差で同時に登らせる。
13時近いので、ここでランチタイムとする。
徐々に高度感が出てきて、藤内壁が一望でき、四日市の海岸線の眺めも良い。
本当はあと2m上のテラス迄登れば良かったのだが、仕方なく2mの壁もロープを出した。

6峰

4ピッチ目(5峰 ルート任意 (Ⅲ)25m)
なだらかな斜面で、ごつごつと飛び出した岩の間を縫いコンテで登った。
対岸の中尾根に1パーティ、1の壁に1パーティいるだけの貸し切り状態である。

一の壁パーティ

5ピッチ目(4峰 北谷側 凹角ルート(Ⅲ)15m)
基部でロープを1本仕舞い、北谷側にトラバスしノーマルルート下部はノーロープで登り
中間地点でロープを出し、山縣リードでロープを張り、喜多がタイブロックで登り、
その後藤岡が登る。
ルート自体は易しいのだが、滑落すると北谷までまっしぐら(150m位)となる。
終了点からコル迄数mを慎重に下る。
岩稜からは、2峰のヤグラが起立して見える。

4峰終了点

3-4のコル

6ピッチ目(3峰 Aスラブ(Ⅲ)40m)
藤岡リード、喜多タイブロック、山縣セカンドで登る。
ルートは易しいのだが、プロテクションが殆ど無いので、一か所フレンズ#3.5をセット
する。あと数mで6Pの頭なのだが少し届かない。古い錆錆のボルトしかないので、岩頭
にスリングを掛け終了点とする。
花崗岩なので、スメアリングがよく効くのだが、アイゼントレにも使われているため、
何カ所かここぞというスタンスがつるつるに磨かれ、フリクションが効かせ難い所が有り
ワンムーブだがスリル満点。

効いてるフレンズ

3峰

 

2-3のコル到着は15:30となったので、急いで登攀具をザックにつめ、北谷に向け下山を
始める。ルートはかなり厳しく、日が暮れるとルートを見つけるのも苦労するだろう。
また滑ると数十m滑落する場所も有るので注意が必要。
沢まで降り、対岸の国見峠登山道に入り藤内小屋に下る。
小屋で装備のチェック、交換の後、暗がりの登山道を駐車場所まで大急ぎで下る。

千石岩新人岩トレ(2023.10.22) ’75 藤岡

日  時 2023年10月22日(日)8:30~16:00
場  所 千石岩
メンバー 藪本・武田('21) 酒寄・金澤・荒木('23) 藤岡('75)

千石岩で岩トレをするのでとの協力要請が有り参加した。
1回生のトレーニングを目的とするとのことで、クライミングシューズも
準備できない様なので、テントサイトのトップロープと懸垂下降、および
3回生の確保点構築のトレーニングを行った。
その後、東面奥(社の左)のスラブを2本登る。
1回生がクライミングシューズを購入すると言っていたので、近いうちに
フェースクライミングを計画するつもり。

来年度までに新入生への基本技術指導の力量を付けさせたいと思う。

テントサイトフェースでの練習

スラブでの練習風景

 

駒形岩岩トレ(2023.10.07) ’75 藤岡

日  時 2023年10月7日(土) 9:30~15:30
場  所 裏六甲 道場 駒形岩
メンバー 山縣、喜多('20) 藤岡('75)

現役4回生から岩に行きましょうと連絡が有る。
一昨年11月から始めた現役との岩登りで、初めて現役から岩登りに行きませんかと
声を掛けられた。嬉しい事であり一も二も無く参加を表明。
場所は道場の烏帽子岩、駒形岩との事で、今回は駒形岩を登ろうと決める。
土日のこのゲレンデはいつも混むので覚悟してたが、取付きでは数名の人しか居ない。
ラッキーと思いつつ駒形岩にて登攀準備を始めると、約10名のクライマーが登ってきた。
3人共今年度はちゃんとした岩を登っていないので、10.9のルートを選び登る事にする。
登ったのは「斜陽」「イグジット」「緑の光線」(共に10.9)。
久しぶりの岩のためか、高度感が半端なく、ビビる。
正直なところ、3人共トレイニング不足は否めない。

斜陽

緑の光線

イグジット

 

2023年9月23~24日 DCAC・DAA合同、黒滝村キャンプ報告(77年度山口)

季節が秋に移ろうとしている11月に、9月のキャンプの記事を書くのも如何なものかと思いますがそこはご容赦をお願い申し上げます。都会を遠く離れた吉野の山中に車で行けるキャンプはなかなか快適でした。人工の明かりのない森、聞こえるのはカジカの声と沢の流れだけ、闇のなかで赤く燃える火を見つめるのは至福のひとときでした。

藤岡シェフ渾身のメニューと現役の若々しい笑い声、朗々と響く武田武士、時には賑やかに時には静かに焚火を見つめながら夜は更けていきました。酔っ払い迷惑をかけた私には再びご容赦を。

このキャンプは忘れていたテントで寝る感覚を思い出させてくれました。できるものなら来年も開催したいと思います。皆さんご参加を。小さな子供さんも楽しめますよ。

 

テント場の雰囲気 トイレもあります。

 

黒滝村風景

今回の企画は、黒滝村村長84年度植田さんのご協力で実現しました。キャンプ場は黒滝村を流れる川の上流にある植田さん所有の山のふもとでした。吉野杉に囲まれた谷間は神韻とした雰囲気に包まれまだ暑い下界を忘れさせる涼しさでした。

 

参加者は DCACは73年度高橋さん、75年度藤岡会長ご夫妻、79年度81年度楠本ご夫妻、山口。DAAはからリーダーの21年度武田さん、22年度巽さん、木下さん、河之口さん、23年度荒木さんの参加でした。

 

植田村長のお宅でキャンプファイアーの準備

設営と昼ごはん(ミートスパゲッティ)

夜の準備

沢登チーム 近場探索チーム

ファイアー 

黒滝村の夜は更けて

黒滝村全員集合

現役はお参りも忘れません

私ごとですが、この後すぐに脊柱管狭窄症の手術で入院しました。キャンプ時は歩くのがちょっと難しい状況でしたがテン場まで車で行けるので参加できました。足に自信がないと思う人も大丈夫なシチュエーションなので是非ご参加を!

 

白馬きのこ狩りご報告(’74年度 大塚)

1028日の白馬きのこ狩りのご報告です。

参加者は和田謙二さん(昇盛館ご主人)、64小辰さん、69谷岡さん、同夫人、69河村さん、70下山さん、71日野さん、83岩滝さん、 74大塚です。

 

天気予報は曇り後雨、昼前からはパラパラと時雨模様でしたが、朝の内は晴れ間もあり爽やかな空気の中、色づいた山麓でゆったりときのこ採りを楽しむことができました。

和田さん運転の4駆の軽は、林道の終点と思われるところから更にイノシシが掘りまくったボコボコの山道を、まるでジャンプするジェットコースターの如く進んで行きます。降りた所は水楢やカラマツ林の小高い山上で、今にも熊が出てきそうなところでした。採れたきのこはハナイグチ(じごぼう)、ヒラタケ、クリタケで、中々お目にかかれない舞茸には出会えずじまい。夜は女将さんが作った鍋やみぞれ煮、谷岡家特製のカラスミに舌鼓をうちながら山の酒「大雪渓」とともに至福のひと時を過ごしました。

 

期待していた白馬三山の稜線は雲で望めませんでした。今年は雪が早いようで、晴れていたら三段染めでとても良い感じだったでしょう。

来年はその絶景に出会えるよう願いつつ、楽しい時を共にした皆様にあらためて感謝いたします。

 

ここからはおまけです^_^

 

翌日の帰路は、掛川市在住の岩滝氏がいつもアイデアを出してくれる小トリップを楽しみました。今回は三島です。七五三で賑わう三島大社を詣で、名物の鰻を満喫しました。私は初めてでしたが、富士の湧水が市中をさらさら流れる美しい街でした。

 

*来年の関東支部新年会の日程が1月20日(予備日:1月27日)に決まりました。詳細は後日「掲示板」にてお知らせします。

 

10/27に車で昇盛館に下山氏,日野さんと共に入り、又29日に一緒に帰阪しましたが、28日の本番を含め終始小雨模様でした。峰方からは後立の山々も雲に隠れて見えず、熊除けにラジオを鳴らしっぱなし、お互い「ほーホー!」と連呼しつつの藪漕ぎでした。
松川の河原でガマさんの小さな墓標にお詣りをし、ついでに先日急逝した私の合唱友達のケルンを傍らに積んで小さくレクイエムを歌いました。




独り、人影も絶え、雨のそぼ降る猿倉を訪れ、晩秋の紅葉を堪能して来ましたが、昇盛館も来春には幕を引くとの事で、何かと心沈むキノコ狩りではありました。

(追記 河村(’69))

 

 

 

2023.09.23.久保の奥谷沢登り('75年度 藤岡)

日  時 2023年9月23日 14:00~16:00

メンバー 藤岡(’75) 武田(’21) 荒木(’23)

 

黒滝村キャンプのオプションで赤滝の久保の奥谷に行ったので報告する。
この沢は遡行記録も下山道も無いと植田君からの助言が有った。
メインはキャンプなので、取り合えず1時間くらい登った所で降りてくる

つもりで車で沢に向かう。

赤滝の奥の集落の社横の沢で、大天井ヶ岳から西に延びる尾根の
1100mの辺りに突き上げる様だが、上部は酷いブッシュらしい。
社横で準備し入渓する。

入渓


上部に簡易上水道の取水場が有るとのことで、まずはそこまで登る
事にする。
2m程度の小さな滝はいくつも出てくるが、大きな滝は無い。
取水場を越えそろそろ1時間が過ぎるので、10分ほど登って大きな滝
が出ない様なら降りることにした。
標高500mから700m手前には行ったが、大きな滝はその先に有る
様だ。

 

取水場から下は林道が有ったので、楽に下ることが出来た。