あくびのおと

会員の活動や近況を自由に書き込みください。記事投稿手順はDCACホームページの「会則及び会費」に有ります。

2022.06.07千石岩RT (75年度 藤岡)

6月7日現役達と千石岩にロックトレに行ったので報告します。
前日強い雨が降ったが、琵琶湖に面し南に開けた千石岩はこのシーズン乾くのも早く、快適な花崗岩フリクションが味わえた。

2022年度のDAA会員は4回生4名、3回生5名、2回生8名、1回生7名体制で,岩を登ろうと思っているメンバーも15名居るとの事。現状リードを担えるメンバーが4名なので、OBの方々も時間が有れば金毘羅岩トレ(Y懸)に参加頂けると幸いです。

日  時  2022年6月7日(火)

    9:40千石岩着―10:00ボルダリングサイドTR―

    11:00ホープウォール・ノースフェースTR―12:00昼食―

    16:00テントサイトフェース―17:10ボルダリングサイトTR―18:10下山開始

メンバー  L藤岡('75) SL山縣 喜多('20) Muriel('21) 森田('22)

ル ー ト    ★ボルダリングサイド  Past generation直登(5.9)  

      ★オダハング(5.10)
      ★ホープウォール    A1(5.6)
      ★ノースフェース    ブックエンド(5.10d)
      ★テントサイトフェース 右(5.5)            左(5.6)

行  程
 山縣がバイト、喜多が3講まで授業なので残り3名で大津京駅に9:00集合し早尾神社を目指す。私は車(初回は現役時代に73年度後藤さんのカブに載せてもらい)で皇子山C.C.からしか行ったことが無かったので、大津京(旧西大津駅)からのアプローチは初めてである。
 ただ、有難いことに今はスマホナビという強い味方が有るので、ミュリエルが直ぐに立ち上げ、道案内してくれる。
 早尾神社を越えた所で沢通しの踏み跡に赤布が有り、入り掛かったがナビの力で広い左への道を教えてくれる。
 この分岐が間違いやすい所の様だったので準備した赤布を結び、写真を撮り後続メンバーにLINEで送っておく。
 そこからは一本道で、途中千石岩への道標も有り迷うところはない。道も綺麗に整備されスムーズに行けば駅から30分で取り付き。
 自宅の最寄駅から新快速で30分、アプローチ30分なので車で行くより遥かに早く行ける。(今後は電車で行くことにしよう)
 
 大テラスからTRを2本セットし、Past generation(以下Pg)とオダハングを登る事とする。セットの間にミュリエルに頼んで三点確保のやり方を森田に教えておいてもらう。
 藤岡ビレーでミュリエルがPgにトライ。このルートはハング下を左にトラバス後上のハング下を右にかわす10.7のルートなのだが、
 いつも通り果敢に登るミュリエルは初見でハング直登した。グレードは5.9と判断する。
 次に森田がトライするが、初めての岩で下部のスラブが少し濡れており靴先で立つことが不安なようである。(初回は当然だな)
 何度もトライするが下部スラブがなかなか越えられないが、二度目のトライでスラブを超えることが出来た。
 次に藤岡が登る。下のハングから先が良く解らない。一度左に逃げ横から岩の状態を見た後、戻ってハングを越える。
 続いてオダハングにミュリエルがトライ。ハング下の立込みにバランスが要る。そこに立込み上のホールド(両手で取る)に届いたが、濡れていた様でホールドが滑り墜落。再度トライするが、ハングの立込みが決まらずロアダウンする。
 続いて藤岡がトライするが、ハング下立込みの後、身体を伸ばすことが出来ず墜落。手足の短さと身体の硬さはいかんともし難い。
 「ここを登らないと今日は帰らない」とミュリエル。再度トライするが、ハングが越えられない。
 そうこうしていると、山縣が現れた。Pgのハングを一度スリップした後登る。
 オダハングは同じくハングを越えられず敗退。
 ミュリエルがもう一度トライ。ハング下でかなりロープテンションを加えたが、何とかハングを越え登った。
 (これで何とか打ち上げが出来ることになり、めでたしめでたしである。)
 藤岡、山縣・ミュリエルで手分けしてホープウォールとノースフェースにTRをセットし、昼食とする。
 ホープ・ウォールを登り終わったころ、喜多が汗まみれで登場。喜多がホープ・ウォールを登っている間にミュリエルにノースフェースのブックエンドをトライさせる。

 ノースフェースは全体の傾斜は緩い(70~80°)のだが、小ハング上の水平リスのスラブが難しい。
 結局全員登れず同じ個所で敗退。
 ここで森田が用が有るため下山することになる。危険個所は無いので駅に付いたら連絡する事にし、1人で下山させた。
 続いてテントサイドフェースをリードする事にし、右をミュリエルが左を喜多がリードしTRをセットする。
 ここは三段ハングの左側の10m程度のフェースで、トポも無く下降路の横としか認識していなかったが、5.4~5.6程度のルートが取れる。
 初心者の森田にはここから始めるべきだったとリーダーとして反省している。
 4名で交代に登った後、喜多が登っていないので大テラスに再度TRを2本セットし、トライする。
 Pgは登れたが、オダハングは同様にハングを越えられず腕もパンプしたようなので終了することとした。
 急ぎパッキングし大津京を目指す。昨年の秋RTを始めたころは下山準備にも時間が掛っていたが、徐々にスピードアップしている。
 マルチやアルペンライミングを目指すには登攀のスピードよりもピッチを繋ぐ間の作業や終了後の始末の時間を無駄無く処理して
 全体の時間の短縮を図ることが大切なので、今後もそのあたりを身に付けるよう意識して欲しいと思う。
 
 毎度のこととはいえ、駅近くの居酒屋で反省会の祝杯。匂いの強いチーズは大丈夫だろうと確認し、スイス土産とに鮒ずしを注文。
 山縣、喜多は一切れで「もう結構です」との事だったが、私と共にミュリエルは日本酒を飲みながら「おいしい」と食べていた。

ボルダーサイドPG

ホープウォール

ノースフェース






動画をアップしました。リンクURLは以下です。
ライミングしていない時の会話が現在の学生を感じさせる面白い部分が結構有ったのですが、編集で削除しました。(長すぎる)
お暇な時にご覧ください。

 動画リンク ボルダーサイド(30分)  https://youtu.be/MGDsUs4FvE0
       ノースフェース(25分)  https://youtu.be/mFHD0Mdj5eg
       ホープ・ウォール(8分)  https://youtu.be/hj-Xj-dfpMs